キャバクラ通い日記 ~キャバ嬢と恋愛できるのか~

今まで通ったキャバクラ、スナック、風俗での出来事を赤裸々に書きます!

いざ!

初めてスナック?に行ってから僕はミズホちゃんに会いたくて仕方なかったです。
でも1人で店に行く勇気もなく周りの友達に馬鹿にされそうで友達も誘えません。仲間内ではモテない奴がお姉さんがいる飲み屋に行くとかオッサンが行く所みたいな感じで(かなりの偏見。スミマセン)

ポケベルからケータイに代えてファッション雑誌を読みあさり初めてパーマもかけて自分磨きに余念がありませんでした(もちろん外見だけですケド)
当時の僕は他の同級生より長い時間働いていたせいもあり周りよりもお金を持っていました。
といっても田舎ですのであくまでもそのレベルですけどね。ギャンブルもしないし友達と休みが合わずにそんなに遊びに行ってなかったのでお金の使い道がなかったんです。

毎日毎日バイトしながらミズホちゃんに会いたいって思ってました。一緒にデビューしたもう1人のバイト君をダメ元で誘ってみましたが よっぽど楽しくなかったのかあっさり断られ後は板長に連れて行ってもらうしかありませんでした。

僕『飲みに行きませんか?』

板長『いいよ』

あっさりOK(笑)
僕は日本料理店では皿洗いなので板長と話す事はほとんど無いんですけど店では無口でちょと怖い感じの人で言いにくかったのですが…
もっと早く言えば良かったです。。。

さっそく次の休みの前日に今度は板長と二人で出掛けました。例によって直でミズホちゃんの店に行くと思ってバイト上がりのまかないの時間に大ジョッキでビールを飲み干してホロ酔いで前回より些かに落ち着いていたと思います。

店に入ると30才くらいのお客さんが1人。
その横にミズホちゃん!!!!

板長にはママがついて僕には名前忘れたんでA子ちゃんにします。何を隠そう前回もう1人のバイト君に付いた女の子です。

A子『あーこの前も来てたよね♪』

僕『あぁ。はぁ…い』

A子ちゃんは何か髪の毛も服も化粧も派手でいかにもって感じで全然好みじゃないです。
そしてかなり喋る…
馴れ馴れしい…
今ならこういう子の方が楽で楽しく過ごせるんですけどね。デビューしたての僕はもう1人のバイト君がつまらないって言っていたのが良くわかりました。

A子ちゃんの話を適当に聞きながらミズホちゃんをチラ見。。すっごく近い!お客さんの肩に頭乗せてる!
もう凄く妬きました(笑)
1回店で飲んだだけなのにミズホちゃんは僕の事気に入ったんじゃないか?僕の事好きなんじゃないのか?って思っていたので衝撃でしたよ。こんな気持ち初めてでした。

しばらくしてA子ちゃんとミズホちゃんが入れ替わりました。

ミズホちゃん『わぁ来てくれたんだー』

僕『うんまぁねー。』

ホントは嫉妬してるから色々言いたかったですけど何か察したのかミズホちゃんは僕にもベッタリくっついて座ってくれました。さっきまで嫉妬してた僕はどこにやら(笑)

そうそう!
ケータイ買ったからミズホちゃんと番号交換しなきゃ!

僕『ねぇミズホちゃん俺ケータイ買ったんだ!番号交換しよー♪』

ミズホ『そうなんだー♪見せて♪ わぁ私と同じ機種だ!運命的(笑)』

僕『そうなの?うれしいなぁ♪…っで番号は?』

ミズホ『電話で何話すの?』

僕『えっ!?』

何話すのって何さ(笑)

当時はケータイが普及したばかりで今みたいに割引もプランもなくて通話料金が非常に高かったんです。
飲み屋の営業も会社に電話がきたりしてたらしいんですよ。だからなのか『何話すの』って言われても…
あっさり番号交換出来る事しか考えてなかった僕は焦ります。

僕『い、いや店に行く連絡とか…』

ミズホ『それだったら日曜以外はお店開いてるから電話しなくてもいつでも来ていいよ♪』

今だったら指名した女の子は必ずと言っていい程スマホに自分のLINE IDやら電話番号を入力したり名刺くれたり連絡手段を教えてきます。

まぁ当時はメールもありませんし女の子のケータイ番号を聞き出すのは難しかったんですよ。
(多分そうだと信じたいです…)

でも僕は粘りました。一緒に店に行く友達がいないし(飲み屋に行くのを友達にバレたくない)
1人で行く勇気もないから何とかミズホちゃんと繋がっていたかったんです。

またまた夢中になっていたら板長がいない!
ママが板長さんは僕の追加の1セット分まで支払ってくれて先に帰ったそうです。

板長カッコよすぎ!!
こりゃ板長の期待に応えなきゃいけないと思い俄然ヤル気がでました!

そして帰りにミズホちゃんが小さな紙を渡してきました。少しだけ見たら番号が書いてあるのが見えたんです。ミズホちゃんの方を見たらニコって笑顔。


僕の努力が実った瞬間です!
かなりしつこかったんでしょうね。もちろん当時の僕はしつこいなんて思ってません(笑)



しかしメール機能がない当時のケータイ。
今日はありがとう なんてのはありません。
その日に電話を掛けるのはカッコ悪いって思って僕は電話するのを我慢しました。
次の日は前日の勢いもなくなり電話出来ずに過ごし次の日バイトに行きました。


真っ先に板長にお礼を言いに行きミズホちゃんと番号交換出来た事を報告しました。


板長『それで電話したのか?』

僕『いや。。それがまだ…』

板長『今掛けてみろよ。彼女待ってるんじゃないか?』

僕『えー恥ずかしいスよ。。。』

板長『電話して店に行く約束しろよ!連れて行ってやるからさ。』

僕『ホントですか?』


板長の前で電話するのは嫌だったんですけど奢ってもらってるし何よりまたミズホちゃんに会えるかもって期待して財布にしまっておいた紙を取り出し番号を押しました…

010…


プーップーッ


あれ繋がらない!?


板長『どうした?』

僕『繋がらないス。。。』


板長がメモを覗きこみます。


板長『アハハ(笑)これおまえ番号1桁足りないぞ!』


えっーーー。
呆然としましたね。。。

板長『まっ頑張れよ』

そっと僕の肩を叩き板長は行きました。
これが僕のデビュー2戦目で初めての撃沈です。

当時何も怖くなかった無敵感すら感じていた僕は立ち直るまでに時間を要したのは言うまでもありません。。。