キャバクラ通い日記 ~キャバ嬢と恋愛できるのか~

今まで通ったキャバクラ、スナック、風俗での出来事を赤裸々に書きます!

ひも。

沖縄から帰った僕は彼女のジュンコと毎日会っていた。沖縄の現場が終わってから次の熊本の現場が始まるまで3ヶ月くらい開くので時間をもて余していたから夜の8時半にジュンコを迎えに行き夜中に迎えに行っていた。


沖縄から帰って最初のうちは疲れがあったり沖縄の思い出に浸ったりして気持ち的にも充実していたが収入が無くなり昼間に寝て夜に活動する自分に焦りだした。そんなジュンコは僕に何も言わないどころかガソリン代って言ってお金をくれるようになった。




ジュンコ『毎日ありがとう♪はいこれ…』




僕『あ…うん…ありがとう…』




ジュンコが僕に渡してくれるお金は沖縄にいる時に泣きながら電話してきた事で知っていた。
おさわりのチップだ。


最初はそんなお金使えないって突き返していたが収入源のない僕は段々なんとも思わなくなっていた。
迎えに行った帰りの食事代、ガソリン代、休日のデート代すべて支払いはジュンコが支払っていた。


もちろん後ろめたさはあってたまにハローワークに行ったりして仕事を探していたが楽な方に逃げてしまう。



ジュンコは僕にお小遣いも渡すようになっていた。
働かなくても毎日過ごす事に不自由無いのでジュンコに悪いと思いながらも甘えていた。

ただ毎日ジュンコに会わないと生活出来ない事に窮屈さも感じていた。



『タカちゃんお仕事どうなってるの?』


遠慮がちにジュンコが聞いてくる。
ジュンコからお金をもらっておきながら、こんな事を聞いてくるジュンコにムカついた。

でも支えてもらっている僕は強く言い返せず前向きな言葉を並べた。



あぁ飲みに行きたい。



沖縄にいるカナちゃんの店に行って愚痴りたい。そう思った。お金さえあれば1人でもスナックだろうがキャバクラだろうが行ける。沖縄で僕のスキルはけっこうアップしている。

僕はお金を渡す事で束縛しているように感じていたのでジュンコへの不満は増していった。

たまに沖縄のカナちゃんに電話していたが今のヒモ生活を言えるはずもなく誰かに今の気持ちを聞いてもらいたかった。


僕はジュンコに貰ったお小遣いで飲みにいった。
ジュンコには友達と飲みに行くとだけ伝えた。



▪1時間3000円
▪女の子の飲み代 カラオケ代無料


低スペックな店をジュンコの送り迎えで見つけていた。




『いらっしゃいませー』



さすがにオープンして間もないので他にお客さんはいなかった。田舎のスナックとはいえ低価格の店だったので少々不安だったが若いキャストが揃っていた。

胸元が開いたお姉さんが付いてくれて目のやり場に困ったが彼女と上手く言ってない話をした。



『そうなんだ~ それでそれで?』


空いたグラスは直ぐに充たされホロ酔いだった。
僕のつまらない話を身を乗り出して聞いてくれるお姉さんは神だった。




そろそろ1時間って時にジュンコから着信があった。
席を外して電話に出た。



『もしもしタカちゃん友達と一緒じゃないんだ!?』



僕に付いてくれたお姉さんはジュンコの先輩らしく接客中にトイレに行った時にジュンコに連絡したようだった。


一気に酔いが覚めた。
お姉さんにジュンコの話ばかりしていた。
しかも上手くいってないとか…
ジュンコになんと言ったか覚えてないが電話を切った。


席に戻るとお姉さんがニコニコしながら伝票を渡してきた。


『彼女と仲良くね♪』


足早に店を出て僕はジュンコがいる店の前まで来ていた。

会いたくなかったがお姉さんがジュンコに何を話したか気になって仕方なかった。


田舎といえクラブってジャンルは行った事がないので躊躇ったがお酒が入っていたので勢いで店に入った。